こんにちわ
心理カウンセラーの澤田です。
あなたは自分のことを好きとはっきりと言えますか?
好きであったとしても謙遜して、
おっしゃりにくい方もいるでしょう。
でも、ほとんどの方は、
自分の嫌いなところを気にしているから、
素直に「大好き」と言いにくいものなのです。
だって、私って。。。
自分のことをちょっとでも好きでいられたり、好きになると、躊躇なく「好き」と言えるものです。
もし、あなたが「好き」と言うことにはばかられるなら、
自分の素敵なところを無視していることと同じです。
本当のあなたは、
それでは、とても悲しがっています。
身体測定の一つに視力検査って覚えていますか?
3mぐらい離れた所に立って
片方の目に目隠しの黒い眼玉を押さえながら
左右、片方の目から順番に測定
リングに隙間の空いている方向を答えていく、あれです。
人はそうなんです、
瞬間的に、そのリングの隙間を先に見てしまうものなのです。
面積の大きいリングの方を見ていないのです。
見えている面積が十分に大きいわりに、見ているようで見ていないのです。
だから、自分の良いところ(長所)よりも、
先に良くないところと(短所)について目がいったり、頭がよぎるのです。
あなたの長所はなんですか?と聞いたら
1つはまず答えられても、
3つ以上、う~んと考えながら簡単に答えることはままならず、
短所はなんですか?と聞いたなら、
それは、□□でしょ、〇〇だし、そして△△だし、
とスラスラと答える方がなんて多いことでしょう。
上の図の丸が欠けている部分
(つまり長所がないないと考える部分)
ばかり見がちなのです。
ちゃんと出来ていることが(上の図の黒い丸の実線部分)、
至って、そんなことは当然にできることで
周りに認められたり、賞賛されるものではないと
勝手に思い込んでいるのです。
なので、
自分にはそんなに長所なんて、
ない!ない!ない!ばかり見ているから
自己肯定感が低くなって心も体も重ーくなってしまうのです。
日本人は褒められて育てられることが少ないので
客観的に自分を見ることの難しさが現れています。
これは、
欧米社会の子育てと日本社会の子育ての違いなども影響しているように思います。
欧米社会では、幼少期に
「あなたは何になりたいの?と尋ねられた子どもは
例えば「宇宙航空士」と答えたとしたら、
親は「あなたならなれるわ、愛しているわ」と
どんな困難なことも肯定して応援をすることなんて自然でかつ当然なのです。
学校でいじめにあった子どもに対して
親は「あなたは素晴らしいものを持っているわ」と
本人の良いところを引き出して常に認める環境で自立を促すことは、
正に、視力検査の隙間を重要視していないことと同じと言えます。
マザー・テレサの言葉があります。
『もし本当に好きになりたいと願うなら
許すことを知らなければなりません。』
自分のことを許し、もっと自分のことを褒めてあげましょう。
あなたは世界で一人だけの価値ある人なのですから。
日常生活の中でささいなことでも構わないです。
ちょっと褒め癖をつけましょう。
「朝、15分早く起きることができた」
「近所の人に気持ちよく挨拶ができた」
「会社に早く行って、
机の上を拭き気持ちよく仕事をスタートできた」
「電車でお年寄りに席を譲った」
「コンビニエンスストアで、支払った時に笑顔でお礼を言った」
「綺麗にアイロンがけができた」
「お手伝いしてくれる子どもにいつもよりありがとうを多く伝えてみた」
自分を認める
例えば
直属の上司には認めてくれないこともあるけれど
仕事は上手く回っているし、同僚との関係も良く認められている
頑張っているなあ私って!
よくやっているね。よしよしって感じで。
チャレンジできた自分を褒めてあげる
たとえ、失敗しても
上手く進まなくても
今、ここに存在していることこそ
毎日、何がしら学習して成長しているのですから。
自分のことを好きになることができれば
ストレスに強くなり
失敗を恐れずにチャレンジしたり
未来の未だ見ぬ自分に出会うことが加速することでしょう。
そして
褒め癖から自分を好きになることは対処療法としてご自身で可能になるでしょう。
自己を認めるとちょっと違うのが、自己受容。
また、自己受容については別の機会にお話ししますね。
長い間、へばりついた期間があればあるほど、
一人では自己受容することは容易なことではありません。
そんな時は一度、カウンセリングにお越しくださいね。